第11回中学生ビクトリア研修
佐々木敦斗の報告書

〜事前研修〜

 8月24日から、事前研修が始まった。第1回の事前研修では、まずグローバル・ビンゴで、初めて会った仲間と交流しあった。他の団員はみんな3年生で、1人だけの2年生に、戸惑いを感じたが、積極的にみんなと交流しあった。次は「カナダってどんな国?」ワークショップを行った。街、人々、家、親子関係、学校の5項目について班ごとに話し合い、最後は3つの班で発表会をしたが、各班が書いた内容は、同じようなことばかりで、実際にカナダに行って確かめたり、調べてくる価値があると感じた。今日は午前中が説明会だったためか、時間が経つのが早く感じた。少しずつだが、みんなと会話できるようになってきた。次の事前研修会も頑張ろうと思った。

 第2回研修会では、まず、カナダについて家で調べてきたことを個人が発表する、1分間スピーチをした。僕は盛岡市とビクトリア市の姉妹都市交流について、ちょうど1分になるようにまとめた。しかし、中には1分以上話す人もいて、他の人たちの話からもいろいろなことを知ることができ、とてもためになった。それが終わると、いよいよ事前研修のメインであるプレゼンテーションについての取り組みが始まった。プレゼンテーションとは、カナダの学校で日本のことを発表してくることだ。まずはビデオを見てイメージをふくらませ、各班に分かれて詳しい内容について話し合った。僕達2班は、日本の伝統的な遊びの中から「折り紙」を選び、それについて発表することになった。具体的には、実際に折り紙で紙飛行機を折らせて競争したり、折り紙のクイズをしたりすることになった。僕は、いい発表になるようになるように、考えをたくさん話した。1班は日本の祭り、3班は日本の学校について発表することになり、各班の個性が見えてきた事前研修だった。

 1ヶ月ほど間を空け、第3回事前研修会が始まった。この頃になるともうみんなの中に溶け込むことができるようになり、初めの頃の不安は消えていた。主に午前中は和英辞典を使い、発表の原稿を日本語から英語に訳した。午後は尾中さんから英会話の指導があった。おもに写真を見せながらの家族紹介についてだったが、覚えることが多く、頭に入れるのが大変だった。最後には各班でプレゼンテーションの発表を行った。尾中先生の前だったので、少し緊張した。僕は発音の違いを指摘された。発表するのは初めてだったが、みんな一生懸命に発表していた。

 次の日が最後となる事前研修会、第4回事前研修会だった。午前中は説明会だったので、短い研修会となったが、プレゼンテーションの発表練習と最終確認をした。尾中さんにはまた発音の違いを指摘されたが、全体的に前回よりもいい発表になった。1班のソーラン節は迫力があったし、3班も授業風景を見せることで、日本について理解をさせるようにしていた。3班とも、日本のことをしっかりと教えて来られるような発表を考え、今日は練習の集大成、また、事前研修の集大成ともいえる発表になった。現地の学校での発表も、絶対に成功させたい。

 10月4日。出発まで残り4日となり、協会副理事長さんと、盛岡市長さんへの挨拶をした。自分の名前を呼ばれ、返事をするくらいだったので、それほど緊張はしなかったが、激励の言葉などを聞き、研修への思いは高まった。また、この日、ホストファミリーが決定した。子ども3人の5人家族だった。去年もホストファミリーとして団員を受け入れたことがあり、ホストスチューデントのStacy(ステイシー)が同い年で、松園中の佐々木なな子さんと一緒にホームステイすることになったので、少し安心した。

 こうして研修本番までのすべての取り組みが終わった。カナダへの思いを抱いてからここまでくるのに約5ヶ月。長いようで短かった。「言葉の難しさ・大切さを知る」、「盛岡と日本の良さを紹介する」、「外国の良さや日本との違いをたくさん見つける」という3つの目的を達成し、有意義で思い出に残る研修にし、大きく成長してこようと思っている